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インタビューに答える国民民主党の玉木雄一郎代表=2024年10月27日午後11時38分、東京都新宿区、長島一浩撮影

 国民民主党の玉木雄一郎衆院議員が4日、役職停止処分の3カ月間を終えて党代表に復帰し、記者会見に臨んだ。夏の参院選で、改選4議席から4倍に当たる16議席の獲得を目標に据える方針を表明した。

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 玉木氏は会見で、「私たちが強く大きくならないといけない。単独で予算を伴う法案提出権を得られる(非改選の5議席を含めて)21議席を目指して参院選に臨みたい。改選で16(議席)とらないと21(議席)にいかない」と述べた。「まだまだ候補者の擁立が足りない。1人区も含めて(政権批判票の)受け皿として立てられるところにはしっかり立てていく」とも語った。

 参院選について「日本の政治を変える夏、手取りを増やす夏にしたい」と強調。「103万円の壁の引き上げの問題のみならず、中間層の手取りを増やす社会保険料の引き下げ、就職氷河期世代対策、住宅対策にも取り組んでいきたい」と述べた。

 玉木氏は昨年11月、週刊誌のウェブ版で不倫疑惑を報じられて報道内容をおおむね事実と認め、12月に党から3カ月間の役職停止処分を受けた。この間、テレビ出演やSNS、応援演説などで発信を続けてきたが、代表の党務は古川元久代表代行が担っていた。

 玉木氏はこの日の会見で「多くの人にご迷惑とご心配をおかけした。改めておわびを申し上げたい」とした上で、「妻にも感謝したい。夫婦の信頼関係は揺らいでいない」と語った。

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